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樹高が低い雑木(落葉樹)

雑木の庭に憧れながらも、樹高が手に負えなくなったり、近隣に迷惑をかけたりすることが不安で諦める方は少なくないと思います。

確かに、コナラやモミジなどの雑木として定番の高木は樹高が10mを超えていくポテンシャルを持つため、管理や近隣への配慮が負担になる場合もあります。
しかし、いわゆる“中低木”に分類されるサイズの樹種であれば、剪定で樹高を抑える難易度が減ります。

この記事では、人の身長よりは高くなるポテンシャルを持ちつつも建物の1階の高さは超えないくらいの中低木の雑木をまとめます。

これくらいの木であれば、管理の手間も近隣への迷惑の心配も少なくなるはずです。
コナラやモミジに負けないくらい趣のある樹種もたくさんあります。上手く組み合わせれば、雑木の庭の雰囲気を生み出すことができるかもしれません。

「庭に植木を植えたいけど大きくなる木を植えるのはちょっとなぁ…」という抵抗がある方にとっても、コンパクトな植木を選定する参考にしていただけると思います。

こちらはおすすめの植木屋さんです。品種も樹形も豊富で選択肢が多いので助かります。

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日なたに耐える木

ヤマコウバシ

ヤマコウバシは落葉樹ですが、冬に枯れ葉が枝に残ったまま落ちないので有名な樹種です。
枯れ葉が落葉しないで残っていることを“枯凋性”(こちょうせい)というらしく、雑木の代表コナラにもある特徴です。

樹高は放っておくと7mほどまで成長するとも言われていますが、この程度のポテンシャルであれば、剪定で低く抑えることは難しくないでしょう。

紅葉期の葉の色もコナラに似ているため、コンパクトに雑木の庭を作りたい場合のコナラの代わりになりえる存在だと思います。
日当たりには比較的強く、病害虫にも強いことから、コンパクト雑木庭の主軸になるのではないでしょうか。

“山香ばし”という意味から名前がついたと言われている樹種で、枝を折ると生姜のような香りがするそうです。
ちなみに私もヤマコウバシを敷地に植えていますが、まだ枝を折ったことがないので感じたことはありません。

ダンコウバイ

ダンコウバイは葉に切れ目があり、独特な可愛らしい形をして、枝ふりも柔らかい印象です。

こうした特徴から、雑木の庭のレギュラー的な存在であるモミジの代わりの役割ができるのではないかと個人的には思っています。

紅葉期は葉が黄色くなるので、紅や橙色に染まるイロハモミジとは違いますが、雑木らしい趣がある樹種です。

ダンコウバイも最終的には樹高が6mくらいになることもあり、ヤマコウバシ同様、コンパクト雑木の庭の中では大きめなサイズだと言えます。
ヤマコウバシやダンコウバイで木陰を作り、その木陰により小さなサイズの樹種を組み合わせることで雑木林の雰囲気が演出できるのではないでしょうか。

ナツハゼ

ナツハゼは初夏から葉色に赤みが入り、真夏の段階でかなり紅葉しています。
秋に落葉するまでの期間も長いため、長期間に渡り紅葉を楽しめます。

枝ふりも葉も柔らかい雰囲気があり、加えて、株立ちになりやすいのも特徴です。
株立ち樹形が多いためか、成長が緩やかで、放っておいても樹高は高くて3mくらいでおさまることがほとんどのようです。

病害虫にも比較的強いですが、ギラギラな直射日光が長時間当たる環境だと弱ることもあるそうなので、時間によっては陰ができるような場所に植えるのが良いかもしれません。

ドウダンツツジ

ドウダンツツジは刈込に耐えることから生垣に利用されることが多く、自然な樹形で育っているイメージを持たれる方は少ないかもしれません。
枝ふりが直線的で堅く、車枝や徒長枝という枝の生え方をすることもあり、確かに、自然な雑木の雰囲気にするのは簡単ではありません。
(車枝とは1本の枝から放射状に複数の枝が生えることで、徒長枝とは枝が天に向かってまっすぐニョキーンと伸びることです)

とはいえ、小さい頃から小まめに剪定をして自然風な樹形に仕立てていくと、可愛さとクールさを兼ね備えた素敵な姿になります。
紅葉もとても鮮やかな紅です。

樹高が2mを超えることはほとんどないので、自然樹形にするための剪定こそ慣れが必要ですが、管理しやすい樹種だと思います。
ちなみに剪定には強いので、あまり怖れることなく切っても、木の健康上はそれほど大きな問題にはなりにくいです。

日照に強くはあるのですが、日当たりが良いほど枝が旺盛に茂り、剪定の手間が大きくなります。
繊細な樹形を好むのであれば、木陰などの明るい日陰に植えると良いです。

なお、1つ上のナツハゼやドウダンツツジは酸性土壌を好むので、植える際には鹿沼土や未調整ピートモスなどの酸性度が強い用土を使うようにしましょう。

半日陰~日陰向きの木

クロモジ

クロモジは先に書いたヤマコウバシやダンコウバイと同じ系統の樹種なのですが、ヤマコウバシやダンコウバイほどは日当たりを好まないようです。
私自身は、根元には直射日光が当たらず、頂点にはガンガン日光が当たる条件で育てていて健康を害している様子はありませんが、繊細な樹形がお好みであれば日陰がベターです。

紅葉期はダンコウバイと同じで葉が黄色に染まり、比較的、落葉までの期間が長いと私は感じています。

樹高が一般的にはヤマコウバシやダンコウバイより低く収まることが多いようなので、もし組み合わせるならヤマコウバシやダンコウバイの木陰になるところに植えてあげると良いのではないかと思います。

ちなみに、クロモジも枝や幹の香りが良く、高級ようじに使用されることで知られています。

マルバノキ

マルバノキの日照条件については、インターネットでは日向が適しているように書いてあることも多いですが、あくまで私の経験上は、日当たりが良すぎる場所は合わないように思います。
乾燥が苦手という性質もあるためか、夏にガンガン日光があたる場所だと枯れやすく、常に明るい日陰状態の場所では健康に育っています。

マルバノキは何といってもハート形の葉の形が魅力で、樹形も不均衡な印象が趣になります。
紅葉期は一般的に、日当たりが良いと赤くなり、陰が強くなるにつれて黄色に近づくそうで、1本の中でグラデーションが見られることもしばしばです。

樹高は2m前後に収まることが多く、4mを超えることは少ないということから、コンパクトではありながらも、庭に強いアクセントを作ってくれる存在だと思います。

まとめ

郊外の住宅地などに暮らす場合、庭に高木を植えるのを躊躇う心理が働きます。
田舎の広い敷地に暮らす場合でも、雨どいを詰まらせる心配などがあります。
とはいえ、庭に木がある暮らしは捨てがたい。

そんな迷いのある方は、この記事で紹介したような樹高が低めの雑木を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事では取り上げませんでしたが、他にもシロモジやツリバナ、マンサク、アブラチャン、ヒュウガミズキなど、多くの選択肢があります。
関心のある方は調べてみてください。

庭木のメリットをまとめた記事や、インターネットで買えるおすすめの植木屋さんをまとめた記事もあります。
よろしければご覧ください。

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