私が運営しているトレーニング広場では、建物やトレーニング器具に単管パイプを使用しています。単管パイプはホームセンターで購入し、自分でカットや塗装をしてきました。
今回は、DIYで私が行う単管パイプの切断や塗装の一連の流れを書いていきます。
単管パイプの切断方法
ホームセンターでカットする
使用するパイプの長さが予め決まっているのであれば、パイプを購入するホームセンターで切るのがおすすめです。後に紹介するカット方法より格段に楽で正確です。
店舗でカットをさせてもらえるかは購入する店によります。有料で店員さんがしてくれるところもあれば、切断機械を無料で使わせてくれるところもあります。自分で機械が使える方は自分でやると費用を抑えることができます。
ちなみに単管パイプは店舗によっては雨ざらしの場所に陳列されていることもありますが、サビが発生しているケースが多いので、できれば雨で濡れないようにしている店舗で購入することをおすすめします。
パイプカッター
自分で道具を用意してカットする方法としては、パイプカッターといわれる製品が選択肢の1つです。製品ごとの切断可能な規格以下の直径や厚みであれば、単管パイプに限らず、塩ビパイプなどのパイプ全般を切ることができます。
上手く使いこなせばまっすぐ切れますし、切れ口も綺麗でバリも少ないので、後からの面取りやバリ取りの手間が少なくなって良いのですが、上手く使いこなすのにはコツが要ります。
パイプカッターはパイプの側面に刃を当てて、クルクル回しながら切り込みを深めていき切断するのですが、クルクル回しているうちに切り込みが螺旋状になることが多々あります。螺旋状になると、切れないばかりか、パイプを傷つけることになります。
結局、私は使いこなせず、パイプカッターの使用を諦めましたが、後で紹介するディスクグラインダーなどの他の切断機械を持っていない方は、おそらくパイプカッターか、もしくは金属用のノコギリが安く済む方法ですので、ご自身の都合に合わせてご検討ください。
ディスクグラインダー
私はホームセンターから持ち帰った後は、ディスクグラインダーで切ったり削ったりしています。
安価な商品ではないので、単管パイプを切断するだけの目的なら購入するのを躊躇しますが、DIYをしていくのであればディスクグラインダーを持っておくと、できることの幅が大きく広がりますし、何かと便利なので購入をおすすめします。
塗装

必要であればバリ取り・面取り
単管パイプを切断した後、切断面に切り残しのようなものが残ります。建築用語で“バリ”というのですが、これは何かと邪魔なので、グラインダーや金属ヤスリなどで削り落とします。
また、切断すると切り口には角ができます。その角を削って少し面を作ることを“面取り”と言います。これは必ずとは言いませんが、その後の加工や組み立てに不都合であればしておいた方が良いです。
脱脂
塗装予定の部分を脱脂します。シリコンオフスプレーやパーツクリーナーなどの名前で販売されているのが脱脂材です。
触れた感触でオイル感が無くても、金属の塗装前は脱脂が基本とされているので、とりあえずしておきます。
サビ防止処理
単管パイプの表面には元からサビ防止処理(防錆処理)がされています。しかし、カットしたり傷つけたりすると、塗装面の膜が剥がれてサビやすくなります。
また、パイプの内側には元々防錆処理はされていません。
そのため、私は切断した面とパイプの内側の届く範囲に防錆処理をしています。
防錆処理用の塗布材にはいくつかありますが、私が使うのはローバルという商品です。
ローバルは塗布面と化学反応を起こして防錆効果を発揮するので、他の塗装材を使う前に塗布面を綺麗にして脱脂スプレーをした後に使います。
パイプの内側には切断中に発生した金属の粉がたくさん付着していて、これもサビの原因になるので、できるだけ粉を落として、内側にも届く範囲でローバルをかけます。
プライマー
プライマーとは、塗料の仕上がりや密着性を良くするための下地材のことです。
塗装をする対象の材質にもよるのですが、単管パイプはメッキ処理がされていて塗料がノリにくいので、プライマーの役割は重要です。
私は単管パイプにはミッチャクロンというプライマーを使います。
もっと手頃な価格のプライマーもありますが、私が使ったなかでは、塗布面の見た目や感触の仕上がりがミッチャクロンの方が上手くいきます。
塗料
金属用の塗料を使います。
塗料の選び方は〈油性or水性〉〈ハケ塗りタイプorスプレータイプ〉など、選択肢がいくつかありますので、ご自分の都合に合わせた方法を選んでください。
私は基本的に組み立て前に一度塗装を済ませて、組み立て後に塗装が剥がれた部分に再度塗装するという方法なので、ラッカースプレーが便利です。
組み立て後に塗装をするのであれば、とりあえず防錆処理だけを済ませて組み立てた後に脱脂→プライマー→塗料で良いと思います。その場合はラッカー系よりハケやローラーで塗るタイプの方がコストは抑えられます。
ただ、経験がある方なら分かると思いますが、円筒型のものに塗装をするのは難しいことが多々あり、ラッカー系のほうが作業性は良いかもしれません。
単管パイプの加工台
おまけに私の手製のパイプ加工台を紹介します。
単管パイプを切断したり塗装する際には、パイプが動かないようにしておく必要があります。パイプは丸いので平面に置いても転がりますから一工夫が必要です。
そこでこんなものを作りました。



垂木や廃材にノコギリやグラインダーで凹みを作り、凹みでパイプを固定します。
これをコンクリートブロックや作業台に置いて、その上にパイプを乗せて作業すれば、効率的に進みます。ご参考までに。
ちなみに画像の例が黒かったりグレーだったりするのは塗料がかかっているからです。
今回は以上です。
単管パイプを使ったDIYについては他の記事でもまとめています。




