この記事は小屋や遊具を作る際の資材として単管パイプを検討している方に向けた内容です。
DIYで小屋や駐輪場、遊具などを作る際、構造材として優秀な1つが単管パイプです。
木材も定番ですが、単管パイプなら単管パイプ用のジョイントやクランプを使えば、ビス打ちなどの細かな作業が少なく済みます。
また、木材は地中に埋めると腐るので埋め込みには採用されにくいですが、単管パイプは鉄なので埋め込む方法を選択しやすいという側面もあります。
もちろん、鉄もサビで腐食しますが、モルタルやコンクリートなどの強アルカリ性の物質で包み込めば、サビの進行をかなり遅らせることができます。
今回は、単管パイプでDIYをする際に、ボイド管を使ってモルタルやコンクリートの基礎を作る方法を紹介したいと思います。
ボイド管とは

ボイド管とは、厚みのある頑丈な紙で出来た円筒状の建築資材です。本来は、壁や土間の中に配管を通す穴を確保するために使われたりします。
一般の人も大型のホームセンターなどで購入できます。上の画像のボイド管は直径15㎝のものですが、直径の太さは様々です。長さは店舗に陳列されている状態では、2mか4mの商品が多いようです。
そんな長さの物は車に積めないという方も、店舗によっては有料でカットしてくれますので、近隣の店舗にご確認ください。
ちなみに、今回の記事で紹介する使い方をするのであれば、ボイド管を適宜切る必要があるのですが、自分でカットする場合は、竹用のノコギリがおすすめです。
“竹ノコ”“竹引き鋸”といった商品名で販売されています。
ボイド管は紙をギューッと圧している素材で密度が高いため、竹のように繊維が密な物を切るのと似ています。
そして、できれば刃が短い方が使いやすいと思います。
刃が長いと、切っている途中で曲がったり、刃の先がボイド管の反対側に当たったりします。
ボイド管を切る方法としては、ボイド管に紙を巻いてテープで留めてラインを出す方法もありますが、私はボイド管を回しながら、端から巻き尺で切りたい長さのところに数か所ペンで印をつけ、印を線で繋ぐというラインの出し方をしています。
単管パイプの埋め込み基礎にボイド管を使うメリット

ボイド管を単管パイプの埋め込みに使用するというのは、簡単に言えば、ボイド管をコンクリートやモルタルの型枠として使うということです。
DIYでコンクリートの型枠を作る方法としては、廃材を組み合わせたり、コンパネで作ったりと色々ありますが、なぜボイド管がおすすめなのかというと、単管パイプと同じ円筒型で形が合うのと、限られたサイズの穴の地中深くに設置した場合の取り外しが容易だからです。
コンパネや木材で型枠を作る場合、ビスを使用するのでコンクリートが固まった後にはドライバーで外さなくてはいけません。穴を広く掘れば取り外しもしやすくなりますが、穴掘りも大変なので、穴の幅は最小限に抑えたい。するとドライバーが入らない動かせない、というジレンマに陥ります。
それを解決するのがボイド管を使う方法です。ボイド管であれば、切り込みを入れれば引き剥がせますし、剥がし残しても多少であればそのまま地中に埋めて分解を待つというのも有りかなと思います。
ということでボイド管を使用すると、埋め込み型の基礎が作りやすいのです。
作業の流れ
簡単に作業の流れを書いていきます。
穴を掘る
穴の幅は少なくともボイド管の直径より一回り大きくします。
深さは、何を作るかにもよりますが、埋めた単管パイプの周囲を土のままの状態にするのであれば、地表から少なくとも5㎝ほどモルタルが出る高さに調整することをおすすめします。
モルタルでパイプを包む目的が土や水分に触れないようにすることなので、地表から上もカバーをした方が目的に適っていると思います。

単管パイプの土台を作る
穴を掘ったら穴の底を角材などで突いたりして固めます。そのあと、砕石などを入れて再び突き固めます。
そしてパイプの土台となるピンコロやブロックを設置するのですが、設置する前にできるだけ水平に調整しやすいように空練りモルタルを少々敷いておくと、後の作業がしやすくなります。
空練りモルタルとは、セメントと砂だけを混ぜたもので、水は含まない状態のことです。ホームセンターにあるインスタントモルタルでもいいです。
土台に使うピンコロやブロックのサイズは、作るものの重量によって決めてください。
空練りモルタルを敷いた下地にピンコロやブロックを水平に置きます。
基礎固めにはこちらのタンパーがおすすめです。
DIYで使用するのに丁度よい転圧器具はホームセンターでも並んでいることが少ないので、店舗で探すよりインターネットで購入するほうが手っ取り早いかもしれません。
ボイド管と単管パイプを置く
ボイド管は単管パイプを組む前に穴に入れておきますが、コンクリートを流すのはパイプを組んでしまってからが良いと思います。コンクリートで固めてしまった後ではパイプの向きや位置の微調整が難しいからです。
最後にコンクリートやモルタルをボイド管に入れて、数日後、固まってからボイド管を剥がします。
DIYで少量ずつ手練りでモルタルやコンクリートを作る際の配合についてまとめた記事もあります。
分かりづらいかもしれませんが、大まかな作業の流れの説明でした。私が運営している施設に作ったトレーニング器具で、たまたま土を埋め戻す前の写真が残っていたので載せておきます。

まとめ
以上の方法で構造物を作った後、高さ調節のために単管パイプを切ったり削ったりする必要が出てくることもあるかもしれません。
基礎ができた後に調整するのはかなり面倒なので、土台作りの段階で出来るだけ高さを合わせておくことをおすすめします。
単管パイプを選択肢に入れるとDIYの幅が広がります。この記事がDIYライフのご参考になれば幸いです。
単管パイプを使うDIYについては他の記事でもまとめています。




