ご自宅の駐車スペースを砂利の駐車場にすることを検討している方に向けて、駐車場の基礎に適した砂利と、私が実際に作った御影石の車止めを紹介したいと思います。
ご自宅を駐車場も含めてナチュラルな雰囲気にしたい方の中には、駐車場をコンクリート仕上げにしたくないと考える方もいると思います。
その場合の選択肢の1つが砂利駐車場です。砂利であれば水はけや泥はねの問題はなくなりますし、表面に使う砂利の種類次第で和風にも洋風にも雰囲気を作ることができます。
また砂利駐車場にする場合、車止めも雰囲気を崩さないように作りたいところです。
車止めはご自宅の駐車場には必ずしも必要ではないと思いますが、駐車場のすぐ後ろに建物や障害物があったり、地形が変わっていたりすると車止めがあると安心です。
車止めをナチュラルな雰囲気にしたい場合は枕木や丸太などがありますが、私は御影石のピンコロで作ってみました。

今回は私が運営している施設の駐車場を自分で作った経験を元に、砂利駐車場作りをまとめてみたいと思います。
駐車場の砂利
クラッシャランや粒調砕石
自動車の重量で地面が沈み込まないように最低限敷いておくべきなのが、クラッシャランか粒調砕石です。
クラッシャランや粒調砕石は石の大きさや形が不揃いであるため、石どうしが噛み合い、固くてズレにくい砂利面になります。
最終的に砕石の上に見栄えが良い川砂利や化粧砕石などを敷く場合も、下の基礎部分はクラッシャランなどの引き締まる砂利を敷くべきです。
クラッシャランや粒調砕石をバラスや化粧砕石と一括りで“砕石”と理解している方もいると思いますが、粒の大きさが均一な砕石やバラスなどは締まって固まる性質は基本的にはありません。
駐車場の基礎に敷くならクラッシャランや粒調砕石が適しています。
もちろん、クラッシャランや粒調砕石だけで仕上げても問題ありません。その場合、個人的には粒調砕石をおすすめします。
クラッシャランと粒調砕石は見た目では違いが分かりづらいです。
しかし、クラッシャランが石を砕いたままの状態なのに対して、粒調砕石は、石の数を粒度により調整してあり、細かい石や粉体のようなものもバランス良く混ざっているためより引き締まりやすいのです。
粉体のようなものとは書きましたが、粉が舞い上がることは少なく、どちらかというとクラッシャランの粉の方が舞いやすいです。
敷く厚みは、地面を掘り返したり耕したりした直後で柔らかったり、水はけが悪くぬかるんでいたりしないのであれば、5cmほどを目安にすると良いと思います。
地面がしっかり固まっていなかったり、ぬかるんでいたりするのであれば、もっと厚めに敷くことをおすすめします。
なお、砂利を敷くのは、できるだけ地面が乾いているときにしましょう。
化粧砕石や川砂利など
クラッシャランや粒調砕石でしっかり固めた上であれば、化粧砕石や玉砂利を敷いても沈み込みや石の飛び跳ねを抑えらます。
もちろん、クラッシャランや粒調砕石だけで機能面は十分ですが、洋風・和風・ナチュラルなどの雰囲気を大事にするのであれば、好みの砂利を敷きたいところです。
ただし、粒が自動車のタイヤの溝に入り込むようなサイズだと、タイヤに付着して砂利を運んでしまったり、回転でまき上げたりするので、タイヤの溝に入らないようなサイズにすることをおすすめします。
御影石の車止め
御影石にした理由
私が運営している施設の土地は横に川が流れており、川に向けて急な斜面があるので、その面にだけ安全のため車止めを作ることにしました。
はじめは車止め用の縁石として販売されているコンクリート製の縁石の設置を検討したのですが、価格が高いうえに、駐車場自体が水平がとれた土地ではないため、コンクリート製の縁石が雰囲気に合わないような気がしたためです。
環境的にもナチュラルな雰囲気の縁石が良いだろうと思い、丸太や枕木も検討したのですが、御影石の縁石とピンコロで作るのが費用的に抑えられたので御影石にしました。
砂利の上に置くので、同じ石である御影石なら完璧な水平や直線が出せないかもしれない素人仕事でも違和感が出にくいのではないかという、共感を得にくそうな考えもありました。
作り方

一台分の材料は
・9×9×20cmのピンコロ×4個
・9×9×60cmの縁石×2個
・モルタル
です。
まずは水糸や2m程度の垂木で縁石を置くラインを決めます。縁石のラインは、縁石の後ろに100cmくらい余裕があるようにしました。駐車スペースの周囲との間隔は、ご自宅の条件に合わせて決めると良いと思います。
決めたラインに合わせて縁石どうしの間隔を75~80cmにして並べて仮置きします。
縁石の下には接着のために後でモルタルを敷くため、車止めを作った後に砕石を加える予定がないのであれば、モルタルの厚み分、砂利を取り除いておきます。
車止めを設置した後に化粧砕石などを敷く予定であれば、モルタルは砂利で隠せるので、そのままで大丈夫です。
1個の縁石に対して2個の9×9×20cmのピンコロを支えとして使います。縁石の後ろに縦に差すように設置するので、そのための穴を掘り、穴底は砂利で固めます。
ピンコロを置く位置については、私は縁石の端から10cmのところにしました。あとでピンコロも下や周りにモルタルを入れて固めます。
以上、位置や下地の準備ができたら、縁石→ピンコロの順番でモルタルで留めていきます。ピンコロの地表には出ない下半分は、周りにもモルタルを流して固めると、支えの役割が強くなると思います。
御影石の縁石は形が完全な長方形ではないですが、一応、水平を目視で水平器を確認しながら設置しましょう。
縁石どうしの水平も、垂木などの長さのあるもので橋渡しをして水平を確認します。
モルタルが完全に固まったら、周りに砂利を被せて踏み固めます。
肝心な車止めの強度についてですが、車両重量が2トンほどある我が家のミニバンで縁石にあたるように駐車しても今のところ何も問題はありません。
以上、DIYによる砂利駐車場と車止め作りの説明でした。
基礎固めに道具を使用するのであれば、こちらのタンパーがおすすめです。
DIYで使用するのに丁度よい転圧器具はホームセンターでも並んでいることが少ないので、店舗で探すよりインターネットで購入するほうが手っ取り早いかもしれません。
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